プレゼントはお手伝い券

私の小さい頃、まだ母の日のプレゼントなんて、

 

何を買えば喜んでもらえるか分からない・・。
プレゼントを買えるようなお金もない・・。

 

そんな時によく作っていたのが

 

お手伝い券

 

でした。

 

小学校に行っている子供達から、以前本当にうれしいプレゼントをもらいました。

 

それは
「お手伝い券」
「肩たたき券」
「マッサージ券」

 

 

どれも、折り紙に可愛い絵を描いて、思い思いの絵を描いて色ペンで書いてありました。
それを、何枚か枚重ねて、ホッチキスでとめて、
「プレゼント」　とハートマークを付けてくれました。

 

それぞれの券には、
「疲れている時は、何回でも使ってもOK券」

 

と隅っこに書いてあります。

 

この「○○券」、父の日には「マッサージ券」や「肩たたき券」が増えていましたね。

 

子供たちにとって、大好きなお父さん、お母さん。
幼稚園や保育園の時には、

 

「おかあさん、ありがとう」

 

といった、カードや似顔絵などをくれたものですが、
少し大きくなってくると、それだけじゃなく、もうひとつ何かをしたいと思うようです。
十分なお金もなく、それでも「何か喜ぶものをあげたい。」
そんな時、多くの子供が思いつくのが、この「○○券」なのでしょうか。

 

本当に、どんなプレゼントよりも嬉しいプレゼントですよね。

 

 

お金がかかっていないけど、
心からの「ありがとう」が目いっぱい詰め込まれている手作りの券は、
一番愛情や感謝の気持ちがこもっているプレゼントだと思います。

 

 

大人になるにつれて、忘れていっていきがちな大切な気持ち。

 

旅行やお菓子も嬉しいですが、きっとお母さんが喜ぶのは、そこに添えられた感謝の気持ちなんだろうな。
と思います。

 

 

お母さんに沢山心配や迷惑もかけて、自分も母親になって、
小さい頃のようには素直に自分の気持ちを表せない年齢にもなってきています。

 

母の日には、素直に「お母さん、いつもありがとう。」

 

感謝の気持ちをいつも忘れず、そんな言葉を心から言える様な女性になりたいです。

 

そして、願わくば、自分の子供たちにもそんな大人になってほしいと思うのが、母親の素直な気持ちでしょうか。