母の気持ち、娘の気持ち

自分が母になってみて・・・

母と私。私と娘。

 

母の気持ち、娘の気持ち

私も今では2人の娘がいて、上は6年生、下が1年生になります。

 

これまでの子育ての中で、母であることの喜びを感じることそのものが、子どもの頃の自分への、いろんな意味で母からの「言い訳」となっていることに気付きました。

 

仕事から帰って疲れている母に、今日の報告を延々と話す自分。時には母の機嫌が悪くて八つ当たりされたり、めんどくさがられたり…。子どもにしたら、それはとても悲しくてさみしくて仕方なかったのに、「同じようなこと自分もしてるな…」って。

 




 

そんな数々の出来事が繰り返される中で、「あの時の母の気持ちがわかるなぁ」と思ったことがしばしばありました。まだまだ子育ては進行形だけど、喜怒哀楽すべてをさらけ出し、すべて受け入れながら歩んでいく自分が、喜びと共に「母の言い訳」を今聞いているようなそんな感じです。

 

「仕事で疲れているから…」「今日は忙しいから…」「用事があるから…」

 

大人の都合でどうにでも出来る子どもの計画は、実行されたり却下されたりしているのも今の私がしている事。

 

「ママ、怒ってばっかり」「もう、うるさい!」「…。」

 

上の娘なんか「ママだって○○でしょ!!」と、具体的な発言が増えてきて、意外とグサッときたりしています。娘に今言われている事、それは私自身も間違いなく言ってました。口ばっかり達者な自分。「母の日」にこそ照れながらも、ありがとうの気持ちを伝える良いチャンスとばかりに、思いつく限りの感謝の気持ちを形にしていた自分。

 

 

考えてみれば、ばあちゃん子の私は母に甘えるのは、何かを買ってもらう時だけだった気がします。小学校に上がると、自分の中で私の娘たちがするように「ママ〜」っと抱きつくことも少なくなり、なんとなく我慢していたのかもしれません。そんな自分は娘たち自身がそうしたい時に、いつでも出来るように声をかけるようにしています。成長と共に甘えることが恥ずかしいと思うようになるのは仕方ありませんけど、本当につらい時や、さみしい時にはど〜んと受け入れてあげたいなと。

 

母親ならではの喜びは、妊娠した時から始まっています。私だって母親から産まれましたが、お腹にいる時のことなんか覚えていないし、母にとっては2人目とあってきっと「しんどいわ〜」と思っていたと思います。でも自分が産んだ事実というものは、かなり重要なポイントとなり「ママから産まれたんだよ〜」みたいな感じで娘たちにアピールしちゃったりします。「も〜ママから産まれなければよかった」「なんでパパはこんなママと結婚したの〜」など、わがままが通らない時にはこんな言われ方もしますけど、全然平気。だって「母の日」にはちゃんと「ありがと」って言ってくれるから。